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06月 14日 15:06 「余命」は誰にも判らない
「余命」は誰にも判らない
「余命なんぞと言わないでほしい」
 
 平成12年(2000年)手術前前日のこと
「12月14日は赤穂浪士討ち入りの日ですね」と執刀される医師に私が伝えて「おっ、そうですね」とうなづかれて「ふっ・・・」と主人が肩の力を抜いたのがわかった。
 
年が明けて退院後の注意事項を聞きにコーナーに招かれてお礼の言葉を述べたあとで
「余命半年です」と医師から伝えられた時、椅子に並んで掛けた娘とギュッと手を繫いで「お父さんには内緒にしようね」と小声でささやいた日から丸7年が過ぎる。
 「余命半年」と聞いてすぐ「そんなことにさせるものか」と毎日毎日心の中に念じて退院後1年余りの頃「俺の余命が半年だと聞いたのか」といきなり食卓の向こうから真剣な顔で聞いてきたのへ「聞いたと言って云うたらその通りになるんですか、なってないからそのままで良いではないですか」と返事した。
   一生懸命であった。
                 2007年12月17日 早暁思い出して

                           蚯蚓(みみず)の花嫁

          ※ 「蚯蚓の戯言」にリンクして詳細をお読み下さい
「蚯蚓の戯言」 http://sankisoft.cocolog-nifty.com/earthworm/
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